the office
記念すべき新しいブログの1つめの記事に、あえてthe officeを持ってきました。
もっと自己紹介とかをダラダラと書き綴ったほうがいいのかとも考えましたが、
Tumblrの延長の気分で新しいウェブサイトを立ち上げただけなので、あまり気張らず、いつも通りに思ったことを書こうと思っいます。
さて、タイトルにもあります「the office」とはなんぞや、と思う方がほとんどだと思います。私も全く聞いたこともありませんでした。
そもそもこれを知ったきっかけは、去年から入会したhuluでした。
これでもかと映画と海外ドラマを観まくっています。ハマってしまうと土日は全く出掛けなくなりそうになります。私がもしまだ独身で一人暮らしだったら、確実にそうなっていたでしょう。家事もせず、ただただテレビの前で奥様方の泥沼の様子を見届けたり、マンハッタンの6人の生活を眺めていたり、ゾンビに襲われた時の対処法を考えたりする毎日になっていたでしょう。いや、でしょうというよりも、もう半分はそうなっていました。頭の中には、映画やドラマの中の登場人物たちの顔がうごめきあっていて、普通に生活しているだけで、「レイチェルがこれ歌ってたなー」だとか「あれ、ダリルが使ってる武器って買うといくらくらいするのかしら」なんて。
ついには海外のゴシップサイトなんか見始めて、私生活ではこんな感じ!という、ミーハーなことまでしだす始末。別にそれが悪いことではないのだけど、ふと気付くと「何やってるんだろう私」感に襲われたりする。
思い返してみれば、入会してからどれだけの作品を観たんだろうか。
映画なんて一週間に3本くらい観ていたし、ドラマはほぼ毎日観てました。
もっとブログに書き溜めておけばよかったなとちょっと後悔。でも映画は鑑賞し終えた直後のフレッシュな感想が一番あとから読んでも面白い。なので、思い返しながら感想を書いたりなんてことはしません。これからもどうせたくさん観ますので、今後ご期待ください!
ドラマに関しては…ちょっと自己満で羅列していきます。
「デスパレートな妻たち」…昔、所々だけ觀たことがあったのですが、せっかくだから1から8まで、しっかり観ました。長かった…。一体どれだけの人が死んだんだろうか…でもダラダラと続いたドラマというよりも、常に面白かったイメージです。ぶっつづけで観てしまうと、すぐに感情移入してしまって、もう、簡単に影響受けちゃって、ブリーみたいに外ハネに巻いてみたりしちゃって、結局ただの寝癖みたいになって苦笑いしたりして。終わってしまう時はやはり寂しくなりました。もうあの4人の姿が見れないのかと、友達を失うような気持ちになりました。完全にハマっていた証拠です。。
「アリー my love」…シーズン3までしかhuluにはありません。ぜひ完結まで観たいのですが、後半の失速というか打ち切りまでの流れはなんとなく知ってしまっているので、まあ見届けなくてもいいのかと思ったりして。。つまらないという意味ではないのですが。メインキャストの一人が摂食障害の果てに途中降板してしまうという事もあり、観ていて複雑な気持ちになりそうです。まあなんやかんや言っても、とにかくキャリスタ・フロックハートが可愛いドラマです。オーバーリアクションだけど、ただただ可愛い。
「Lie to me」…なんとなく推理ものが観たかったのでチョイスしましたが、こちらもシーズン3で早々と打ち切られてしまったので、ラストはあっけなかったです。面白かったんですけどね。これを観ていると、他人の微表情とか気にしちゃってね。何もわからないんですけど。残念なのは、主人公のティム・ロス、食べ方が汚い。他の映画で観てもやはり汚い。それだけが嫌でした。
「Walking Dead」…早くシーズン5が始まってほしい!それだけです。ゾンビ好きの私にとっては最高のドラマです。アメリカで視聴率の新記録を樹立したりと、大好評のこのドラマ、そこらへんのゾンビ映画よりも映画らしく作られています。人間を食べるシーンなんて、よくあるプルンプルンの適当な腸とは比べものになりません。映像の色合いが暗いからか、まあ気持ち悪い。とは言いつつ、我が家では夕飯を食べながらいつも観ていたのですが。。ちなみに、このドラマでの人食シーンの血の味はBBDソース味だったらしいです。いいなあ、ゾンビ役、一度でいいからやりたいなあ。渋谷とかそこらへんを練り歩くゾンビウォークとかそういうのでなくて、ちゃんとしたやつ。チャラついてないやつ。ちなみにこれ、原作はコミックなのです。これかなり欲しい。内容も少しだけ違うみたいなので、なおさら原作気になります!
「Breaking Bad」…これもまた素晴らしかった。数々の賞を受賞したドラマという事で、かなり期待して觀始めました。まさに期待を裏切らない、納得のドラマでした。「どうなっちゃうの?」と「そこ繋がっちゃうんだ!」なんていうワクワクももちろんありますが、もともとの話のベースが「癌になっちゃった親父」の話なので、ある意味「家族とは」なんて考えさせられるドラマでもありました。最後の最後まで最高でした。
「UNDER THE DOME」…スティーブン・キング原作。かなり楽しみにしていました。もう設定からして面白そうったらありゃしない。ある日、いきなり謎のドームが街を覆ってしまうなんて、よくもまあ思いついたもんだ。話はもちろん面白いのですが、いざって時には人間性が垣間見えるのはよく聞く話ですが、このドラマの登場人物は、ひどいというか、もう人間不信になるというか、ドームの事よりも、人間関係の方に気を取られてしまって、ドラマを観ながらあんなに独り言を言ったことはありません。シーズン3の配信が待ち遠しいです。
「the BIG BANG THEORY」…これもシーズン6を待っているドラマです。huluさん頑張って!最初は「フレンズのパクリだろ、けっ」なんて思って、観ずにいましたが、觀始めたらハマるハマる。シェルドン役のジム・パーソンズは最高です。こんなハマり役ってあるんだろうか。海外のオタクの日常を観るだけなのにこんなに楽しいのかと我ながら驚きです。特有の笑い方や行動など、細かいところまでギークでした。やっぱりコメディって素晴らしい!と再確認しました。
「UTOPIA」…とにかくお洒落です。コントラストがしっかりとした映像で、ビビッドカラーが所々散りばめられていて、どこを切り取ってもアートな作品になってしまうようなドラマです。話の内容もよくできていて、最初の頃はものすごいスピードで進んでしまうものだから1シーズンしかないの?と思ったほど。一人一人のキャラクターがよく出来ていて、映像の色も相まって、アニメーションを観ているような気分にさえなる。現在は更新が止まってしまっているので首を長くして待っています。
「Shameless」…みんな大好き、お下品ドラマ!ちょっとカッコイイ感じに仕上げました風なお下品さです。個性が強すぎる大家族、まわりの人間も個性強すぎ。それがわかりやすくていいんですけど。現在シーズン2を待っている状態です。どんな風に続いていくのか、それに小さな子供たちもいるのでどんな風に成長していくのかが気になります。これまた「家族」とは「幸せ」とは、なんて考えさせられます。
「12 Monkeys」…元々は映画だったこちら、2時間でやった事をドラマにするとは、どんだけダラダラと続かせるんだと思いましたが、1話のボリューム感はとっても濃いです。タイムトラベルものなので、しっかり観ていないと、何が起きているか全く分からなくなります。現在シーズン1の佳境を迎えておりますが、今後どう続くのか、というか続くのか?という感じです。映画の方もチェックしてみたいです。
「Killing」…こちらはまだまだ觀始めたばかり。内容が面白いので先がかなり気になっていますが、すでにホールダーにはやられています。ボソボソというセリフがよく聴くと面白い事言ってます。字幕だとあまり伝わらない面白さがあるのです。主演の女優さんも、好き嫌いはあるかもしれないけれど、なんとなくクセになります。が、しかし、シーズン2はまだ無い上に3で打ち切りになったそうな。オリジナルのデンマーク版を觀た方が良かったのかしらん。
「LOST」…現在シーズン5を視聴中です。あの有名なロストってこんな話だったんかい!と驚いております。もっと単純な話かと思っていましたが、まあ単純に島に墜落して島から出たらおしまーい。なんて具合だったらシーズン6まで続かないか。ラストはどうやって収めるつもりなのか。楽しみです。
「SHARLOCK」…これまた有名なドラマですね。といっても私はほぼ初見でした。変な本屋で買った100円のDVDでしか知りませんでした。もちろんそれはそれはB級な作りで、お遊戯会のようでした。が、こちらは全く違います。1話、1時間半ほどある、かなりボリューミーなドラマです。もはや映画です。現代に合わせた設定になっているし映像が洒落ています。カンバーバッチさん、最初は苦手でしたが、観ていくうちに「いい役者だなあ…!」なんて上から目線のコメントを言いたくなります。こちらも次回のエピソードが楽しみでしょうがありません!(あるのかどうかまだわかりませんが)
長くなりました。ほかにもちょくちょく手を出しているものはありますが、最近觀終えたドラマが、そう、「the office」です。
主演、脚本、演出を手がけていたリッキー・ジャーヴェイスが、天才的です。もちろん他のキャストも絶妙です。有名どころだとマーティン・フリーマン、マッケンジー・クルックが出ています。まあこの3人がやっぱり最高におかしくて。いやでもやっぱり他のキャストも捨て難い…!観ていただければわかりますが、とにかく、絶妙なんです。そしてゲスいです。下ネタ満載、ブラックジョーク満載です。でも、シュールな笑いがすきな人には最高にツボにハマります。我が家がいい例です。
内容としては、ドキュメンタリー風ドラマになっていて、BBCがとある会社でカメラを回しているっていう設定。そこにいるボスが、リッキーことデヴィッドなのです。インタビュー映像も盛り込まれていて、途中で本当に演技なのか本当に実在する会社なのかわからなくなります。それだけ自然なのです。ブレア・ウィッチ・プロジェクトとは大違いのリアリティさがあります。比べる対象がおかしいかもしれませんが。
嫌われていることに気付かない「笑い」を大事にするデヴィッドの空回り感、それを囲むほぼ無表情の社員たち、毎回いい顔を見せてくれる受付嬢。よくもあんなに笑わずにいられるなと、こっちからしてみれば関心するばかりです。もちろん、普通に笑いあうシーンもあります。個人的に、ギャレスが笑っている時が好きです。
気まずい空気の時につい出てくる表情や、変なやつにうんざりしている時の表情、早く帰りたい…という表情、全てがリアルに再現されています。BGMだってありません、ただただ普通の会社で、取引先からかかってくる電話の音、コピー機の音が聞こえる中、ふざけたボスとそれに呆れる社員たちの日常をたんたんと映し出しているのです。
つまんねぇ!と思う人もいるでしょう。最高にエキサイティングなドラマというわけではありませんから。日本の芸人でいうと、おぎやはぎが好きな人はきっと好きでしょう。あとラーメンズとか。
でも下ネタがベースにあることは忘れずに!!完全に男同志の下ネタの会話です。
こちらは全14話しかありません。ダラダラと続けず、スパッと終わりにしたリッキーに、これまたやられたなーと。しかも13話と14話がクリスマススペシャルって。もう、とことんシュールというか、クリスマスにあれ観るって、もうそれだけでシュールっていうか。
私は最後の方は、デヴィッドの切ない表情を観ていると悲しくなってきました。お得意の感情移入です。頑張れデヴィッド、お前はそんなに嫌なやつじゃないよ、と励ましたくなりました。
これを周りで観ている人が旦那さん以外いないので、ぜひ誰かとも話したい。イギリスでは一世を風靡したと言われているので、イギリスに行けば話せるんだろうか。
huluでは、アメリカ版も配信しています。次はそちらもチェックしてみよう。だけど、やっぱりイギリス版のキャストには勝てないんだろうなあなんて思ってしまう。勝つとか負けるとかじゃないけど。あまりに素晴らしすぎて、アメリカ版を受け入れられるか。
DVDのリンクも貼ってありますが、シーズン1と2、ともにジャケットも最高です。(特にスペシャルエディション版!)もう、大好きです。
ありがとう、デヴィッド!ありがとうthe office!
イラストのシーンはシーズン2のとあるエピソードの1シーン。この時のギャレスの顔が大事なのです。