友達との別れ方
どんな相手であれ、大体の場合、別れ際は笑顔で別れると思います。
真顔で「じゃあね」なんて言わないし、仕事相手の方だとしても、最後は笑顔で「さようなら」ですよね。
今日買い物をしていたら、私の目の前でちょっとした事が起こったので、絵に描かなくてはと思いながら、急いで自転車を漕いで帰宅してきました。
楽しそうに喋る主婦2人組が目の前にいました。
立ち話だったので、「あ、たまたま会ったのかしらん」なんて思って眺めていました。
すると、片方が「じゃあねー、また今度!」なんて言って、お決まりの笑顔でのさよならの時間です。
そしてもちろん、相手の主婦も、「うん、またね!」と割と大きな声を放ちました。
長い髪をバサっと振り乱し振り返り、その振り返ったまま「ふははは」と笑ったのです。
よほど最後の話が面白かったのでしょう。笑い終えてから振り返るのではなく、振り返ってから笑ったのです。もちろん大声で。「もう堪えきれない!」といった風に、本当に気持ち良く笑ったのです。
そのあと、特に振り返って「てへ☆」みたいな仕草も見せず、颯爽と帰宅していました。きっとこれから子供と旦那さんに夕ご飯を作るんでしょう。。
別れたもう片方の主婦は、ちらりと振り返り、「まさかね…」と言わんばかりの表情でした。そりゃそうです。
いつも私は、別れ際にさようならをした後、笑顔をどうやって次の表情になじませるか考えています。
すぐに真顔になってしまったら、「なんて冷たい人!」と周りから思われるかもしれません。
それに笑顔からの真顔なんて、あまりにも自分の中でも不自然です。ふざけてやることは多々ありますが…
なので、大体は口をそっと閉じ、柄にもなく「優しい人の表情」で電車の席についたりしています。
きっとその日が私の1日の中で1番穏やかな顔をしていると思います。
でも、今日、あの主婦を見て、少し恥ずかしくなりました。笑いが残っていることなんてよくあります。
たまに、さよならをした後に、思わず声が出てしまう時もあります。が、大体は友達と目が合っている状態だったりするので、「笑っちゃった、ふへへへ」という仕草をします。(くちを抑えることもしばしば!)
もうそれは卒業するべきかな、と感じました。
笑う時はもうこらえず笑おうと。私の周りには、たくさんの面白い人たちがいます。最後の最後に、渾身のネタをぶちこんでくることや、天丼で笑わせてくることだってあります。もう私はそれに素直に反応しようと思います。きっとこうやって、1人ずつが「私も笑いをこらえるのはやめよう」と思っていったら、金曜の夜11時ごろは、街中で笑顔があふれているかもしれません!なんて素晴らしい!
笑う門には福きたる!世界平和!!戦争反対!そんな感じです!