Hostess Club Weekender 2015
見てきました。ホスフェス!@新木場STUDIO COAST!
生で観たくてしょうがなかったバンド、MYSTERY JETSを。
彼らが一番の目当てでしたが、Christopher Owensも、曲を聴けば聴くほど楽しみになっていました。
とりあえず、聴いた順番に音楽素人な私の勝手な感想を書き残しておこうと思います。
クリストファー・オーウェンス。初日の、一番最初に観たアーティストでした。
ガールズのアルバムも聴いてはいましたが、2015年に出した「Chrissybaby Forever」がなんだかとても気に入ってしまって、それを何度もリピートしていました。
しかもこのアルバム、ジャケットがガールズの頃のレイアウトに似ている。あのシンプルなデザインが大好きだった私にはちょっと興奮するレイアウト。中身もなんだかガールズのALBUMの頃のようなキラキラギャンギャンしているような。気のせいかしら。だから、ジャケットのデザインもあれに近しいレイアウトにしたんじゃないかしら、なんて考えていましたが実際はきっと違うでしょう。
彼が登場してきてすぐ、ファッション、表情、仕草すべてに後光が差しているように見えました。
「これがセンスというものか…!」と圧倒されました。単純に、「何をしてもかっこいい」のです。
かといって気取っている顔をしているかというとそうではなくて、むしろ悲しげな顔という方がわかりやすい気もするのですが。。とにかく、「センスの塊」がそこに立っていたのです。
それだけでもドギャンとやられていたのですが、曲が始まればさらに鳥肌。(音が小さいと言っている人もちらほら、確かになんだか小さかったけれど、クリストファーも部屋着みたいだったし、小さな円になって演奏していたし、そういう設定だったのかねなんて話してました)
彼の口から出るsやkの発音のときに飛ぶ唾の音さえセクシーに聴こえ、背中を丸めて弾くギターの音が心地いいのなんのって…「うっとりする」というのはこういうときに使うもんだと感じました。
Chrissy〜からはもちろん、ガールズの曲もやっていました。ガールズ時代のライブも観ておけばよかったなあ。でも、さらっと前のバンドの曲をやってくれちゃうってのも、なんだか自由でいいなあと。
よく、「前のバンドの曲は絶対にやらない」というバンドがいますが、「その曲好きならやっちまえよ」と思っていました。彼は単純に「これ好きだし、やろう」という感じでやっている気がしてしまいました。これまた実際のところは知りませんが。
続いて、ちょっと後ろの方で観たDOUGHTER。
可愛らしい女性ボーカルでした。顔は近くで見れませんでしたが、声と仕草が可愛かったのできっと可愛い人です。
曲は予習として何枚かアルバムは聴いていましたが、これは座ってゆったり聴きたいと思っていたので後ろの方でひっそりと鑑賞。とにかくボーカルの声がきれいで、いい意味で眠くなる。アップテンポの曲もありましたが、メローな雰囲気の曲にものすごく合った声。どこまでも伸び続けそうな声でした。
この日のラストはメルヴィンズ。
ほぼ予備知識0でした。旦那さん曰く、「レジェンド」な人たちだというので、どんなものなのかと思っていましたが、思ったよりも観客がおらず…この日はホスフェス自体に人が少なかったのでしょうか。
オペラ歌手ばりの声量で、ベースの音が心臓を刺激し、地震がおきているような感覚になりましたが、私にはそれが気持ちよすぎて途中寝ていました。つまらないから、とかではなく、疲れていて心地よかったからという。。なんなんでしょう、意外とドドスコドドスコドラムを激しく叩いたりされると、かえって気持ち良く眠れるのは。。
私が起きている間の記憶では、まるで「魔王」を見ているような気分でした。照明とボーカルのバズさんのせいでしょう…
そして2日目、この日も最初のアーティストは見逃し(初日のDornikは見逃しました)THE BOHICASからのスタートです。
ラジオで聴いたことあるってくらいで挑みましたが、とても楽しめました。一番良かったのはカヴァーでした。黒人2人のきれいなコーラスとロックな音が絶妙にミックスされていて面白かったです。
もっとブラックミュージックっぽいのもやるのかと思いましたが、別にそういうわけでもなく。アレサ・フランクリンとかの曲もカヴァーしたら面白そうなのに!
そんでもって大本命のMYSTERY JETS!今回のライブは、1月に発売されるアルバムのフルセットを演奏するということで、かなり貴重なライブでした。
新しいメンバーの可愛らしいアイドルみたいな男の子ジャックがそれはそれは楽しそうにライブもサイン会もやってました。あれはミステリージェッツにない新しいキャラクターというか…なんだか面白いやつ入ってきたぞって感じがしました。
新しいアルバムは、私は、どこかインディアンが吹く笛の音色のようなものを感じ、それでいてムーディーなアダルトな曲たちでした。前作までのアルバムみたいに、聴いて、部屋で小躍りをする感じではなく、もっと深夜に聴いて星を眺めて自然を感じて…な雰囲気でした。これで好き嫌いが分かれそうな気もしました。どうなんでしょう。いずれにせよアルバム発売が楽しみですね。ライブで聴いただけじゃ全部なんて覚えていられないし、じっくり聴きたいです。
アルバムフルセットのあとにはセカンドからYOUNG LOVE!やっぱりこれですね、イントロ聴くだけでぴょーーーーとなってしまいます。
そしてTwo Doors Down。これもまたライブでは盛り上がりやすいというか。ちょうど家を出る前に、この曲の歌詞の一部について話をしていたので、そこを思いっきり確認しながら聴けました。
FlakesはCDで聴くよりも絶対にライブのほうがいいですね。合唱できる。気持ち良かったです。
最後はAlice Springsで締めていました。ということでRadlandsからは聴けなかったのです!Greatest Hits聴きたかったなあ、一緒にシャラララ言いたかったのになあ。
ライブ盤のアルバムの10倍くらい歌がうまくてビックリしました。ライブ映像でも、ウィリアムの声がグラグラしたものをたまたま観てしまったせいか、「実物どんななんだろう」と思っていたら、体の細さにも驚きましたが、歌はうまいし彼の特徴でもある高い音が少し枯れるところなんてセクシーったらありゃしない!もちろんブレインだって精霊みたいに見えるくらい歌が透き通ってました。
新人ジャックも高いコーラスを綺麗に歌っていて、途中から女の子にさえ見えてきました。
ドラムの彼、10年来の付き合いの美容師さんに似ている似ているとずっと思っていましたが、実際見てみると全然似ていませんでした。Dreaming Of Another Worldが奇跡だったのでしょう…
本当に観れて良かったけど、まだまだ観たりない!もっと観ていたかったです。
最後の最後はBLOC PARTY。
「かっこいい頃」の彼らのアルバムは何度か聴かせてもらっていたけど、ほぼ正体を知らずに観てきました。
でもまあかっこいい、楽しい、踊りたくなる、の文句無しの最高のライブでした。
ドラムは女性になっていましたが、叩き切っていました、すごいハードでしたが、かっこよかった、羨ましい。私もあんな風に叩きたい!と思いましたが、小学生の頃の吹奏楽部でパーカッションだけはやらせてもらえなかった苦い思い出を思い出し、それを忘れるように踊ってきました。
ライブ会場にいる、真面目そうな男の人が、体をうねらせ踊り狂ってるのはいいですよね。あれを目撃できるといいこと起きそうな気がします。
とにかく楽しい、いかしたライブでした。それだけ。音楽的なことは知りません、なにせほぼ初めましての曲だったので。単純にかっこよかった、そして周りの盛り上がりっぷりにも感動しました。こんなに人気あるのやこの人たち、と。
ボーカルのオケレケさんがマイクだけを持っている時は楽しそうに回りながら歌っているので、なんだかこちらまで自然とまわりたくなります。あの歌い方いいなあ、ブロックパーティーいいなあ。
思ったよりギターのラッセル(このお方がアニメ好きという知識だけはあった)さんが思ったよりもムキムキでびっくりしました…。
長くなりましたが、今回のホスフェスも十分に楽しめました。ありがとうございました。
どうか終わらないでホスフェス!来年も期待しています!