© 2015 by Chiharu Nikaido

真夜中おひとりシアター

November 28, 2015

昨日の夜、正確には今日の0時、仕事がひと段落つき、さあこれから何しようと思っていたのですが旦那さんは夢の中。明日は朝からの予定は特になし。ということは、この時間からでも映画を観れる!と思い、早速huluに入れている、溜まっていたマイリストから「アンコール!!」をチョイス。老人たちの合唱団と、気難しい老人アーサーのお話。

この邦題、なぜ半角ビックリマークが2つなのか。普通のメールでもあまり使わない半角のビックリマーク。なぜなのか。原題のSong For Marionでいいじゃん、と思いましたが、まあ、打ち出しやすい、わかりやすいタイトルを付けるのはしょうがないことですし、夜中ですし、誰がこのタイトルを付けたとか調べだすとキリがないので置いておきます。

 

 

主人公はテレンス・スタンプ。このお方、あの「プリシラ」のバーナデット役!あの映画大好きです。「プリシラ」を思い浮かべるたびに、「愛はかげろうのように」が頭に流れてきます。

そしてそして、最近観た「イエスマン」の、教祖(うまい言い方が思い浮かびませんでしたが)です。あの映画では同じ役名、テレンスでしたね。あのブログでもテレンス・スタンプも描いたわけですが…1年に2回テレンスを描く日本人がありますでしょうか。きっと東京都では1人だけだと思います。いや、関東あたりまでいってもいいでしょう。

 

 

 

とまあ真夜中からこの映画を観始めた私ですが、涙腺が崩壊しまくりでした。

久しぶりです。あんなにグエグエと泣いたのは。

最初の20分くらいはアッハッハと笑って観ていられたのですが。(ここからガンガンとネタバレが始まりますので今後観るつもりのお方はそっと閉じてください)

もう、まず主人公アーサーの妻、マリオンが闘病しているっていう設定からして泣かせにくることはわかっていたのです。しかもその妻(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)がいい表情なんです。笑顔が素敵すぎて、それを観るだけで泣けてきます。しかも体が少し大きいので、親近感がわきます。

その妻が、合唱コンクールの予選で、ソロパートを歌うシーンなんてのも泣かずにはいられない。泣かない人は心に悪魔を飼っていると思います。アーサーの頑固な顔、震えながらも精一杯に歌うマリオン。しかもこれがきっと最期の歌になるのです。このソロの前にはAca Of Spades、Let's Talk About Sexでウキウキにさせてくれた分、マリオンが歌うTrue Colorは思う存分泣けるのです。

ここから完全に涙腺は壊れ始め、アーサーとその息子の関係がちらほら描かれていますが、普段ならなんてことないシーンでも、アーサーのムスッとした表情が切なすぎて、もうバカみたいに涙が止まりませんでした。夜中の1時、鼻水と涙をだらだらと出し続ける女が1人と走り回る猫3匹、ベッドで寝ている男1人。なんだかとってもカオスでした。

その後、アーサーは予選のあとに亡くなってしまったマリオンの為にといって合唱団に参加し、途中逃げ出そうとするも、コンクールでマリオンのようにソロを歌うのですが…もう、そこまで行くと1時間ほど嗚咽をもらしながら泣いている訳ですから、目が腫れ始め、画面が見えなくなってくる訳です。

聞こえるのはアーサーの歌声と、それを優しく支える合唱団メンバーのコーラスだけ。

その後は、特に何やかんやが描かれる訳ではなく、ぱたんと映画は終わり。

最期のシーンは、息子からの留守電。ずっと確執があった息子と、やっと普通の親子のようになれたのです。そのメッセージが流れる中、アーサーが妻と一緒に寝ていたベッドで独り眠りこけイビキをかいている。

これまた何でもないかもしれませんが、劇中に何度もアーサーが寝床につくシーンがあるのですが、それまでマリオンが亡くなってからはベッドで寝るのが辛いのか、ずっとソファでソワソワしながら寝ていたのです。

それが、マリオンの為にとコンクールに出て、ソロを歌いきった彼は、やっと、何かを乗り越えて眠ることができたのです。それもまた最期の一押しになり、2015年分の最後の涙はひっぱりだされました。

自分でもなぜこんなに泣いているのかわかりません。ただ「最近泣いてねーな」という、それだけな気もします。あと、歌ものに弱いということ。

小学生の頃、PTAが主催のミュージカル(生徒の母親たちが役者)があったのですが、それでも、私の母親は出ていないのに大号泣。隣にいた男の子に「お前のかあちゃん、どれ?」と聞かれたのを覚えています。

学校内のなんでもない合唱コンクールでも、歌を聴いて涙をこらえるなんてしょっちゅうだったし、卒業式などでも、やっぱり歌を歌うと涙が止まりませんでした。

最初からわかっていました。老人たちが歌を歌うなんてヤバイ、と。もしかしたら心のどこかで涙を流したかったからこれを選んだのかもしれません。おかげでスッキリしました。

次の日、旦那さんには「二重が分厚すぎてシャリーズ・セロン」と最高の褒め言葉を頂きましたが、本人からしてみれば、ただのシンプソンズでした。

 

 

Please reload

Please reload

Please reload

Please reload