© 2015 by Chiharu Nikaido

走って、切って、撃ちまくって

January 4, 2016

新しい年が始まりました。

今年の小さな目標は、観た映画は全て記録に残す!ということです。

つまり、このブログを頻繁に更新しよう、ということです。

映画だけでなく、イラスト作品ももっともっと作っていきます。

3日坊主にならぬよう頑張ります。

 

早速ですが、年始に観た映画について。

昔から知っていたけれど、1ミリも内容は知らなかった映画「ラン・ローラ・ラン」。ドイツ映画です。

キャッチーなジャケットだったのでずっと記憶にありました。

赤髪の女の子が走っているジャケット。映画のタイトル通り、ローラが走っているジャケットです。

 

ヒロインのフランカ・ポンテ、女性らしすぎない顔でどっしりとした下半身、ベタベタの髪の毛(事実撮影中はヘアカラーのせいで髪を洗えなかったそうな)、ババくさいブラジャーとヨレヨレのタンクトップがよく似合っておられました。

あれをハロウィンにコスプレするのもいいなと思いましたが、10月にヘソ出しは寒いですね。

見たことありそうだけど特に覚えていないこのお方、調べてみるとどうやらボーン・スプレマシーのヒロインやっていたんですねー。全然ピンとこないけれど。アメリカン・ホラー・ストーリーにも出ていたみたいですが、脇役だったみたいで、これまたピンとこない。男っぽい顔で、好きな顔なのですが、覚えていないのが悔しいです。

ヒロインの恋人役はモーリッツ・ブライプトロイ。私の好きな映画の1つでもある「es」の主人公でした。目も唇も全てインパクトのある、イカした顔の持ち主です。

この2人、とてもお似合いだったので、物語うんぬんというより2人がが並んでいるシーンがとても絵になる。好きです、私、この組み合わせ。

 

劇中にはアニメーションが混ぜ込まれていたり、同じストーリーを繰り返し(ただし結末は全て違う)するタイプの映画で、退屈な時間はありませんでした。冒頭から、無駄な部分が一切ないのです。もう、すぐ始まっちゃう。気持ちのいいくらいに。どんどんと進んでいったと思ったら、30分もしないうちにヒロインがバーンと撃たれちゃう。

そこからが面白くって、うまーいことピースを繋ぎながら違うパターンのストーリーが最初っからやり直されるのです。

「こんな結末じゃ嫌だ!」といって過去をやり直すっていうよりは、記憶とか一切無しで、「こんなパターンもあるよ」ってな具合に仕切り直される。

けれどそれがちょっとずつずれていくと、1つ目の流れに色々とプラスされて…「ああ、さっきの!」「ここでこうなるの!」「おばあちゃんナイス!」などとワクワクしながら、次の結末を予想しながら、次に「何が」くるかわかっている観客側からしたら、まるで神様になったような、「ここにこのコマを置いてみてるけど、こいつらはどうするのかしら」と2人で遊んでいるような、不思議な気分になってくる。

本当の本当のラストは、胸糞の悪さをなくした、気持ちのいいラスト。

「あれ?あのお父さんどうなったの?」という考えが頭をよぎりますが、そんなことよりお父さんの愛人の顔のほうが「どうなってるの?」と言いたくなる顔だったのであまり気になりません。

スピーディでポップで愛らしい、素敵な映画でした。

 

続いて「オーディション」!これまたずっと観たかった1本。Netflix様が配信してださったので、見つけた瞬間鳥肌が立ちました。そんなに観たかったなら「借りて観ろよ」なんてそんな野暮なツッコミはしないで頂きたいです。

とにかく観たかったのです。なぜなら、世界中の人たちが、「トラウマになる」だの、「エグすぎる!」「ニッポン、クレイジー!」なんて言っていたから。

どんなもんなのか、どれだけ気持ちの悪い映画なのだろうか!とワクワクしながら再生ボタンをポチッと押しました。

といっても、私は洋画のホラーだろうがスプラッターだろうがゾンビだろうが、なんでもござれなのですが、(唯一洋画で不気味すぎて1人で観れなかった映画はシャイニングでした)邦画のホラーばかりは1人で観る事ができません。

中学生の時に、「リング」や「呪いのビデオ」などを友達と借りてきて鑑賞会をする、なんてのが流行っておりましたが、やっぱりそれも大人数だったからこそ観れただけで、大人数でも目を覆いながら観る事も多々ありました。

だもんで、この「オーディション」も、旦那さんに付き添ってもらって鑑賞しました。

結果、私が期待したグロさ、エグさはあまりありませんでした。そこだけを切り取れば、期待はずれ、でした。がしかし。やっぱり邦画のホラーは怖い。怖いというよりも、不気味。不気味で不気味でしょうがない。1999年の作品だったせいもあり、映像がザラついています。そこがまた怖い。

 

ストーリーを簡単にいうと、主人公のおっさんが妻を病気で亡くして、7年後、息子の「そろそろ再婚したら?」なんて一言で「再婚してみっか」となる。そこで、自分の理想の女を見つけるために、映画のヒロインのオーディションと偽って、女を品定めして(このオーディションシーンもまた女をバカにしたような質問ばかりで主人公とその友達、ともにおっさんだが、それらが余計に気持ち悪く見える)再婚相手を見つけようとするお話。これだけ聞いても何も怖くないと思うかもしれないです。

その、主人公が気に入った女が殺人鬼って事なのですが…

この女優さんがなんとも不気味。遠目だと私の顔に似ているところがまた不気味。私の顔って実は不気味なのかもしれない、となんだか嫌な気持ちにさせられました。

邦画ホラーの定番、黒髪ロング。身体も顔も声も無機質。そんでもって声がすごく小さい。自分のつばを飲み込む音の方が大きいくらい。何を言っているのか、ちゃんと聞こうとしちゃってついつい画面にくぎづけになります。

後々調べてみると、これは三池監督の意図した作戦だったようで、映画の雰囲気に入り込ませるためにわざと小さい声で演技させたそうな。まんまと引っかかりました。

見た事あるようなぼろアパートの和室、押入れ、台所、ちょっと大きい家のリビング、階段、窓、ソファ、閉店してしまった地下のスナック、車椅子にのった男の後ろ姿…全てが不気味に感じます。

不気味なシーンの中に、上でも書いたぼろアパートの和室が頻繁に出てきます。そのシーンはとても重要なのです。女は、そこで袋に入れた耳が一つと指が3本ない男を飼っています。これについては映画を見れば、この男がなんなのかってのがわかるので割愛します。。

この男と、女のやり取りの中で「主人公にご馳走してもらったおいしいご飯をゲロにして餌として与える」シーンがあったのですが、こればかりは心底気持ち悪いと思いました。

いや本当に気持ち悪かった。スプラッターとかそういうものとは全く違う気持ち悪さ。見た事あるようなアパートの台所で吐いている女、それをすするボサボサ頭でブリーフ一丁の男、もう書いているだけで思い出して気持ち悪くなります。

私にとってはこれがピークだったのですが、ラスト30分くらいからこれでもかという感じにたたみかけてきます。冒頭から1時間半くらいは、かなりコミカルな作りになっていて、所々にしか怖いシーンはないんです。

主人公と女が旅行で泊まったホテルのシーンから、一気にです。そこから夢なのか現実なのか、カオスな世界がはじまって、三池監督が笑顔でテレビの裏側からこちらを見ているような気がしてきます。

そうだ、もう一つありました。私が気持ち悪い!(とってもいい意味で。ひゃっふー!と叫びたくなるくらい)と思ったシーン。

女が主人公に「男はセックスがしたいだけなのよ」なんてのを笑顔でボソボソと言いながら身体中に針を刺して、そこから「足がなければ歩けないでしょう」と足首から下をワイヤーみたいなもので「キリキリキリキリ♪」と切断するのですが…

切断自体は、どうってことないのです。笑顔で楽しそうに切断していますし、観ているこちらまで笑いたくなります。1本切り終えて、アングルが引きになります。

そこです!そこ!家の外からのカットなのですが、そこのカットは中の音は聞こえない、つまり、観客がリアルに家の中を覗いちゃったような体感ができるのです。女は切断した足を笑顔で、しかもノールックで窓に投げ捨てます。そしてまた家の中のカットに戻ります。

この数秒のシーンが、私は最高にイカしていると感じました。「うわあかっこいい」と。「きもちわりい」と。

そこからはもうそのシーンで大満足してしまって、息子が帰ってきてスプレーでプシュプシュと女に襲われようが、息子が女を突き落とそうがニヤニヤしながらテレビの前にいることしかできませんでした。

がしかし、最後、その女が落とされて主人公(まだ死んでいないのです!)と目があった状態で、デート中に発した会話を繰り返しつぶやいているシーンで終わります。いいですねー、このラストも。まるで人形みたいな、壊れた人形みたいな顔なんです。顔、といっても、劇中表情はほとんど変わらないから、本当に無機質なんです。真顔か笑うかしかない。これ、後で観返せば観返すほどこの女優さんの演技に飲まれそうで怖いです。だから多分観返すことはないと思います。

 

そもそもこの映画は、三池監督が「女をモノのように軽視している男たち」を批判するつもりで撮ったとか言われていたみたいです。

それを感じる場面は劇中にはたくさんあります。女を車で例えて話したり、後半でてくるカオスなシーンに、今までに出てきた女優たち(息子の彼女や、一度だけ寝てしまった職場の部下の女、お手伝いさん)が主人公と性行為している幻想みたいなものを見るのです。女を性の対象としてか見ていないというのがわかりやすく伝わります。もちろんそのシーンもまた、不気味で気持ちの悪い仕上がりです。

そして、冒頭のオーディションシーンではプロデューサー側に座っていた主人公が、オーディションを受ける側の椅子に座り、笑顔で再婚しようと思った動機を語るシーンが一瞬入る。この演出もとてもグッときます。あれがあったからこそ、「ああ、これは皮肉なのか」というのがよくわかりました。

 

そう思うと、この映画のラストは、むしろハッピーエンドと言っていいのかもしれない。健闘した女は死んでしまったけれど…いい年こいて「とにかく若くて教養のある美人な女と再婚したーい」なんて言っているおっさんの足を切断してくれたのだもの。

あっぱれです。いやーな感情が残る、不気味な映画は久しぶりでした。

 

 

長くなりましたが、3本目の映画は「エクスペンタブルズ3」です。

ここまで続けて書いてしまって、なんだか体力が…、

後日書けば?と今誰かに言われた気がしましたが、そんなものは無視です。

簡単に言います。

「私も強くなりたい」

それだけです。ムキムキってなんであんなかっこいいの!(決してムキムキフェチなんかではありませんが、アクションスターが走る殴る蹴るは見ていて気持ちがよいものです)動けるって素晴らしい!

もうこんな単純なバカみたいな感想しか出てきません。ストーリーの素晴らしさとかっていうのは、こういう映画に何も求めていません。とにかく爆発と戦いを楽しむためだけに観ていたので、「あ、新しいメンバーでてくるんだね、へー」くらいにしか…シルベスター・スタローンには言えないですね、こんな感想。

1、2と続けて観ましたが、相変わらずド派手で気持ちがいいです。このシリーズを観るまで、シルベスター・スタローンの笑顔なんて観たことなかったので、とてもいい経験になりました。ありがとうございました。

 

この調子で観た映画は必ず記録、という目標、守り続けていきたいと思います。

 

今回のイラストは

「もしもあの女がエクスペンタブルズ4のオーディションを受けたら」

というショートコントのようなイラストです。

面接官は「ラン・ローラ・ラン」からローラとマニです。

 

 

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