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ぬすみ聞きブログ:町内会の人々

更新してからすっかりと時間が経ってしまいましたが、やっとこさ更新。

仕事の合間をぬって、久しぶりに書き溜めていたメモを引っ張りだしてきました。

いつものカフェ、お昼すぎ。昼食を済ませたおじいさん達がゾロゾロと入店。

なんだかとっても盛り上がっているご様子。(大体おじいさん達って盛り上がっていますが)

大きな声で話し始めました。

私は早速スイッチオン、身体をおじいさん達の方へ10センチばかり近寄せて、ヘタしたら遠くから見たら「あの人はおじいさんの孫なのかしら?」と思われるくらいに近づいて。

おじさん達の正体は会話開始1分くらいですぐに大体はわかりました。

どうやら私が住む街の町内会の下っ端さん達みたいです。

私の知っているお店の名前もガンガンと出てきて、そのオーナーの○○さんがなかなか言うことを聞いてくれない、だとか××さんとこがなかなか会費を払ってくれないし、それを俺がちょっと言ったら、悪いうわさを流されたんだ!とか。

やっぱり町内会って、そういうゴタゴタがあるんですなあ、なんて呑気に聞いておりました。

▲▲さんが飲み会を開いてくれたのに、結局参加したのは俺たちだけだったよなあ!

なんて、ちょっと切なくなってしまうお話まで。どうやったら飲み会にもっと人を呼べるか、という話し合いになっていきました。

すると「やっぱり女性が来てくれれば、その旦那さんだって来るだろう」という話になり、町内の奥様方の派閥で一番の権力者の「清水さん」というのがいるらしい。

「あの奥さんを丸め込めれば」や、「他の人達は大体あの人の言うこと聞いてるから」など。

清水さん、そんなに力あるのか…、となんだか怖くなってきたところで、おじいさん達は最終的に

「じゃ、私は××さんに滞納の件でまた話でもしてみます…」

「私は清水さんに。」

「あ、それならアレ買っていくか、あの、ほら」

「ああ、いいですね!じゃあ行きますか」

どうやら清水さんに賄賂を持っていく話でまとまったようです。

会費の件で悩んでいるおじいさんが可哀想でしたが、どうか町内会の平和が保たれますように。

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